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三河・知多・愛知の打ち上げ貝

イワガキ

イワガキ Crossostrea nippona

 イワガキはこの地方で夏ガキとも言われ、6月ごろから8月あたりがシーズン。左殻は輪肋に沿って伸びた薄い殻が重なった状態だが、打ち上げでは摩耗で失われる。サイズ的には古いイタボガキと同じくらいで15㎝以上にもなるが、殻の質は緻密で硬い。

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 イタボガキとイワガキの殻は、質感も異なり、まず見分け難いことはない。


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 干潮時のイワガキ。岩に付着しており潮通りの良い磯の岩に付着する。 左殻にはギザギザになった薄い鱗片状の殻が重なって見える。



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 礫に付着したイワガキ。殻頂部ではギザギザになった薄い鱗片状の殻が摩耗して失われ、白く硬い殻が露出している。



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渥美半島の田原市に打ち上げられた合弁のイワガキ
愛知県では渥美半島表浜の磯や、知多半島南部の磯や礫浜で見られる。


Commented by hiyoco at 2025-05-30 07:57
お邪魔します!
この岩のギザギザ、イワガキとは知りませんでした(苦笑)。打ち上げでは摩耗してしまうんですね。ずっと疑問だったので、スッキリして感謝です。
Commented by mikawashells at 2025-05-30 18:09
hiyocoさん、
 はい、こいつらがイワガキです。内湾や河口部にはマガキ、そしてやや外洋っぽいところの磯や堤防見てこれがいればイワガキです。ギザギザがポイントですがすぐに剥がれますね。お役に立てれば何より。
by mikawashells | 2025-05-25 07:57 | イタボガキ科 | Comments(2)

三河湾・伊勢湾・遠州灘の浜辺に打ち上げられた貝殻を探ります。